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つくば市に空き家が増える、意外な理由——研究学園都市ならではの事情

つくば市というと、研究学園都市として発展を続ける、人口も増えている街というイメージを持つ方が多いかもしれません。実際、つくば市の人口は緩やかな増加傾向にあります。それなのに、なぜ空き家の相談が絶えないのか——そこには、つくば市ならではの、少し意外な事情があります。

目次

つくば市は、計画都市として生まれた特殊な街です

つくば市の正式な区域は、「筑波研究学園都市」とほぼ同じです。1960年代、東京への人口集中を緩和し、国の試験研究・教育機関を集約するための国家プロジェクトとして建設されました。現在では、産業技術総合研究所や筑波大学をはじめ、約30の国立研究機関が集まり、毎年1万人を超える研究者が活動する、日本最大級のサイエンスシティになっています。

ここで重要なのが、つくば市が**「研究学園地区」(計画的に整備された都心部)と「周辺開発地区」**(既存の集落や農地が広がるエリア)という、性格の異なる2つのエリアで構成されている、という点です。この二重構造が、空き家の事情にも影響しています。

理由①:国家公務員宿舎の廃止・統廃合

つくば市に移り住んだ研究者や職員の多くは国家公務員で、街の建設段階から、多くの国家公務員宿舎が計画的に配置されてきました。集合住宅・戸建てを合わせて、相当数の宿舎が整備されたのです。

ところが近年、こうした公務員宿舎の廃止・統廃合が進んでいます。老朽化した宿舎は取り壊され、あるいは用途を終えたまま空き地・空き家として残っているケースがあります。かつて計画都市の骨格を支えた住宅ストックが、時代の変化とともに空きスペースへと転じている——これは、つくば市の成り立ちそのものに根ざした、他の地域にはあまり見られない事情です。

理由②:転勤・異動の多さ、そして外国人研究者の存在

つくば市には、研究者を中心に、数年単位で異動・転勤を繰り返す層が一定数います。単身赴任や、任期付きの研究職として一時的に住む方も多く、腰を据えて長く住み続けるとは限らない住民層が、他の地域よりも厚いのが特徴です。

つくば市の研究者の中には外国人研究者も多く含まれており、任期を終えて帰国・転出するケースも珍しくありません。こうした流動性の高さが、住宅の入れ替わりや、相続時に「もう誰も戻ってこない実家」が生まれる背景の一つになっています。

つくば市で相続放棄をした後の空き家の扱いについては、こちらもあわせてご覧ください。

つくば市の相続放棄、その後の空き家管理義務

理由③:研究学園地区と周辺開発地区で、事情がまったく違う

もう一つ見落とせないのが、エリアによる差です。「研究学園地区」は計画的に整備された都心部で、ペデストリアンデッキが整備され、商業施設や住宅地がコンパクトにまとまっています。一方の「周辺開発地区」には、もともとあった集落や農地に加え、工業団地や民間の研究所・工場が点在しています。

同じ「つくば市」でも、駅近の研究学園地区と、車移動が前提になる周辺開発地区とでは、不動産としての需要にかなりの差が出ます。相続した実家がどちらのエリアにあるかによって、売却や活用の戦略はまったく変わってきます。

エリアによる売却の難しさについては、こちらでも解説しています。

つくば市の負動産、売れない土地の出口は本当にないのか

弊社では、このように対応しています

クロスビズ不動産は、つくば市を含む茨城県全域で、相続した不動産・空き家のご相談をお受けしています。研究学園地区・周辺開発地区、どちらのエリアの物件でも、地域特性を踏まえた査定・ご提案が可能です。

公務員宿舎跡地に近い古い物件や、転勤・異動で管理が難しくなった実家など、つくば市ならではの事情を抱えた物件のご相談も、これまで数多くお受けしてきました。まずはお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

Q. つくば市は人口が増えているのに、なぜ空き家が問題になるのですか?

人口全体は増加傾向にありますが、公務員宿舎の廃止・統廃合や、研究者・職員の転勤による住み替えなど、つくば市ならではの要因で、特定のエリアや世帯に空き家が生まれやすい構造があります。

Q. 研究学園地区と周辺開発地区、どちらが売りやすいですか?

一般的には、駅やペデストリアンデッキに近い研究学園地区の方が需要は安定しやすい傾向がありますが、周辺開発地区でも立地や状態によって売却は可能です。まずは現況を確認することをおすすめします。

Q. 外国人研究者が住んでいた家でも、相談できますか?

もちろんです。転勤・帰国などで管理が難しくなった実家のご相談も、これまで数多くお受けしています。

まとめ

つくば市は人口が増加を続ける街でありながら、国家公務員宿舎の廃止・統廃合、研究者・職員の転勤の多さ、そして研究学園地区と周辺開発地区という二重構造ゆえに、空き家が生まれやすい事情を抱えています。計画都市としての成り立ちそのものが、今の空き家問題に影響している、という点が、つくば市ならではの特徴です。

つくば市の実家・空き家をどうするか迷ったら、お気軽にご相談ください。

まずは、お電話またはLINEからお気軽にどうぞ。

📞 TEL:029-357-9961(受付時間 9:00〜20:00 年中無休)


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